ボトックス注射とは?

ボトックス注射とは、脇の下に注射を打つ事で、臭いの原因であるアポクリン腺や、汗の元となるエクリン腺の働きを抑制させ、ワキガの臭いと汗量を減らしてくれる施術方法です。

軽度のワキガの方にオススメの施術方法で、メスを使わず、さらに注射を打つだけなので施術5〜10分という手軽さが人気の理由です。
またダウンタイムがない為、入院や通院いらずなのも嬉しいポイントです。
ただ効果が永久的ではないので、定期的に打つ必要があります。

今回はボトックス注射について、メリット・デメリットも含め詳しく解説していきます。

ボトックス注射の成分について

ボトックス注射の主な成分は、ボツリヌス菌という細菌から作られる”ボツリヌストキシン”というタンパク質の一種です。
実はこのボツリヌストキシンという成分、毒を持つ事で知られています。ただ医薬品として使用する場合は、加熱とアルカリで毒素を抜くために無害です。

またボツリヌストキシンの特徴として、神経伝達物質であるアセチルコリンの放出を抑制し、筋肉の動きを抑える働きがあります。
神経や筋肉の動きを抑えると、汗腺へ汗を出す信号がブロックされます。
よって脇下の汗腺の働きが衰え、発汗を止めてくれるのです。

施術方法

1、施術時の痛みをなくすため、脇の下に麻酔のテープを貼る、もしくは麻酔クリームを塗る。
2、麻酔がかかったら、脇の下に、少量ずつ注射を打っていきます。

どのような方にオススメなのか?

● 脇汗が垂れてくる程すごい。
● 軽度のワキガである。
● 臭いや汗の気になる時期が一定期間である。
● 手の平、足の裏の汗が気になる。また手汗で物がよく滑る。
● 緊張すると汗が止まらない。
● 衣類の汗ジミが目立つ程できる。


ボトックス注射について分かりやすくまとめました
施術法:脇に注射を打つだけです。
施術時間:5〜10分程度。
効果:通常3日~1週間で効果が出始め、約3〜6ヶ月間続く。
日常生活の影響:傷もなく炎症を起こすわけでもないので、施術後すぐに元の生活が送れる。その日から入浴も可能。
費用:相場は7〜15万程度。(クリニックにより異なります。)

メリット、デメリットを比べてみましょう

メリット
●注射を脇に打つだけなので、とても手軽。
● 短時間(5~10分)で施術が終わる。
● リーズナブルな価格で施術できる。
(ワキガの治療は保険がきかないものが多い為、他の治療法に比べるとボトックス注射はお手頃価格である。ただ継続的に打った場合は、結局治療費がかさむ為、永久的な効果が得られるミラドライや、超音波治療などを受けた方が確実。そこは考え方次第です。)
● メスいらずで、切らずに治療ができるため傷が残らない。
● 時間が取れない方でも気軽に施術できる。
● ダウンタイムがなく、当日より日常生活が送れる。
● 周りに治療した事がばれない。
● 当日限りで施術が終わるため、入院や通院の必要がない。

デメリット

●効果が永続的ではなく、期間限定である。

(効果は注射後3日〜1週間から、約3~6ヶ月まで。ただ人にもよる。)
● 定期的に打つ必要がある。
(ただ数回注射を繰り返せば、アポクリン腺やエクリン腺が徐々に萎縮するので、結果持続期間が長くなったり、臭いの軽減や汗の量が減るなどの効果が倍増する。
しかしその一方、繰り返し打つ事で、ボトックスに対しての抗体が体内にできてしまい、効き目がなくなる事が稀にある。)

● ボトックス注射はどちらかと言うと、ワキガよりも汗に困る方に向いている治療法である。
(ワキガ中度以上の方は効果が期待できない。)

よくある質問・疑問

施術後は痛くないのか?

注射針によるわずかな腫れはありますが、注射後の痛みはほぼありません。

治療後の生活はいつも通りで良いのか?

普段通りの生活を送れます。
ただ治療当日、長風呂やサウナ、岩盤浴等身体を温めると、血行が良くなり針を刺したところがわずかに腫れる事もあります。
シャワーだけにするとか、入浴時間を減らすなどをオススメします。
また激しい運動や、大量の飲酒、施術箇所のマッサージなども控えましょう。
翌日からは普段通りで大丈夫です。

汗をとめて身体に悪くないのか?

脇の汗腺の量は身体全体の2%です。
脇からかくはずだった汗は、他の汗腺に分散されますので、健康に影響を及ぼす事はありません。

ボトックス注射の後遺症や副作用は?

すべての方に生じるわけではありませんが、よくあるリスクは注射後の内出血です。
だいたい2人に1人くらいの割合で起こります。
内出血は、1週間から長くて2週間治るまでかかる方もいます。

いつ打つのがオススメか?

効果は3~6ヶ月だと言われていますので、汗がで始める4~5月に受ける方が多いです。
その時期に打てば、だいたい夏終わりまで効果が持続するからです。

ボトックス注射を打つ間隔はどれくらい?

最低3ヶ月開けて治療します。だいたい年に1〜2回行う方が多いようです。

妊娠中でも打てるのか?

妊娠中や授乳中、また妊娠の可能性のある方は、安全性の確立がされていない為、ボトックス注射は打てません。

ボトックス注射は保険適用されるのか?

医師に”重度の原発性腋下多汗症”と診断された場合のみ、保険適用してもらえます。
だいたい費用は保険適用で、平均3万円です。それに医院にもよりますが、診察料と治療料が加わります。
原発性腋下多汗症の診断は、いくつかの条件をクリアする必要があります。
保険適用してもらう為には、原因もなしに日常生活に支障をきたす程、汗をかいて困っている、と医師に伝える事をオススメします。
単に脇汗がひどい、だけでは保険適用になりません。”日常生活に支障をきたす”というアピールが必須です。

クリニックによって値段が違うのはなぜ?

値段の違いは、使用する薬剤の種類や量が異なるからです。
薬剤はいくつかのメーカーがあり、値段もそれぞれです。

アメリカのアラガン社のボトックスが一番メジャーな為取り扱うクリニックが多いようです。
どの種類が良いのかは一概には言えませんが、極端に安い料金を提示しているクリニックは注意が必要です。
信用性が高いもので言うと、例えば日本国内で唯一厚生労働省に承認されている”ボトックスビスタ”が挙げられます。世界80ヶ国、1,100万人以上の治療実績もあります。

クリニック選びも重要なポイントになってきますので、十分に吟味してみてください。

まとめ

何より手軽さが人気のボトックス注射。
効果は3ヶ月〜6ヶ月程度と言われている為、定期的な施術が必要ですが、継続的に打つ事により効果が倍増します。
ダウンタイムもなく、当日のみで終わるので、学校や仕事などで忙しい方にも安心です。
クリニックによって効果も変わりますので、まずは直接クリニックと相談される事をオススメします。