あなたは自分の体臭を気にした事がありますか?
または身近な人の体臭が気になって不快な気持ちになった事はありませんか?
近年昔に比べ体臭に悩む方が増えているそうです。
それは食生活の欧米化も関係していると言われています。
日本人は”ニオイ”に対してとても敏感で、体臭がひどいと嫌われる原因になったり、中にはいじめに発展する場合もあるので注意が必要です。
最近ビジネスマンの間で「スメルハラスメント」という言葉が話題になっています。
”スメルハラスメント”とは、”体臭が他人に不快感を与える”という意味です。
仕事をする上で、体臭管理は大切なエチケットであるという事です。
またワキガや体臭、口臭などの”ニオイ”ってなかなか人に指摘しにくいですよね。
だからこそ実は自分の体臭が相手に対して不快な気持ちにさせていた、という可能性は十分あり得るのです。
今回は、体臭の種類から予防方法まで幅広くご紹介します。
体臭の種類
体臭にもいくつか種類があります。
1、汗臭さ
”汗臭さ”は一番身近な体臭で、汗をかいた時に臭いが発生します。
ただよく”汗臭い原因”=”汗”だと勘違いされている方がいますが、実は汗自体は無臭です。
ではなぜ汗臭くなるのか。
汗臭さの原因
汗はエクリン腺という汗腺から汗を放出するのですが、このエクリン腺から出た汗が、時間の経過とともに汗に皮脂などが混ざり、雑菌が繁殖し結果汗臭さに繋がるのです。
また汗にも良い汗と悪い汗があります。
悪い汗・・・ネバネバした汗で濃度が濃い。汗臭いのはこちらの汗。
[br num=”1″]ではどういった時に悪い汗をかくのか。
それはざっくり言いますと、食生活の乱れやストレス、運動不足などが原因です。
汗臭さの対策法
こまめに汗を拭き取る・身体を清潔に保つ。
かいた汗に雑菌が繁殖して体臭へ変わるまでだいたい1~2時間かかります。
ですので、汗をかいて1~2時間ごとに濡らしたタオルで汗を拭き取ると臭い軽減に繋がります。
また可能であれば、汗をかいたらシャワーを浴びて汗を流し落とすと効果抜群です。
デオドラント製品で予防する。
デオドラント製品にはスプレータイプやロールオンタイプ、クリームなど様々です。
デオドラント剤には汗による細菌の繁殖を防ぐ、発汗を抑える、臭いの発生を防ぐなどの効果があります。
ただ体の不調による体臭の場合は、根本原因である体内の改善も必要になります。
2、足の臭い
靴を脱いだ時にムッと感じる何とも言えない足の臭いニオイ。
男女問わず足の臭いに悩む方は多いのではないでしょうか。
ではなぜ足が臭くなるのか。
それは足裏には沢山の汗腺が集中しているため、汗を非常に多く書きやすい場所である事が大きな原因です。
ちなみに足裏は何と1日にコップ1杯分の汗をかくと言われています。
汗を沢山かくと言っても汗自体は無臭です。
ではなぜ臭うのか、足の臭いの原因をいくつかご紹介します。
足の臭いの原因
足の臭いは、かいた汗を放っておく事で皮膚の常在菌により脂肪酸が分解される事で臭いを発します。
また足裏は角質層が厚いため垢が出やすく、垢が皮膚の常在菌の栄養分になり結果臭いの元になる場合もあります。
他にも足という場所は、靴や靴下などで長時間覆われている場所です。
ですので汗が上手く蒸発されない上、蒸れやすいため、菌の繁殖が活発になるのです。
足の臭いの対策法
足を綺麗に洗浄する。
入浴時に足を丁寧に洗うだけでも臭い軽減に繋がります。汚れの溜まりやすい指や爪の間もしっかり洗うと効果的です。また週一程度でかかとや指の付け根などを軽石でケアしましょう。
ミョウバン水で消臭する。
ミョウバン水は手頃に手作りできる、消臭スプレーです。
ミョウバンは雑菌作用、消臭作用、制汗作用がありますので足の臭いにも効果的です。
作り方は簡単。ミョウバン原液を10倍に薄めてスプレーボトルに入れ、気になるところにふりかけるだけです。
靴を休ませる。
1日履いた靴の中は、湿気や水分が溜まっています。
2日ほどは寝かせて水分をなくしてから履くようにすると、臭い軽減に繋がります。
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3、口臭
口臭は誰しも一度は気にした事があるのではないでしょうか。
もし自分の口臭について気になり出すと、人と会話したりコミュニケーションをとるのも億劫になってしまいます。
口臭の原因は様々です。
口臭の原因
唾液分泌不足による口臭
寝起きや空腹時、口呼吸、緊張している時などに唾液が正常に分泌されず発生します。
唾液が減ると、口の中の多くの細菌と、食べカスや剥がれた粘膜などが分解され、結果口臭に繋がります。
唾液が正常に分泌されていれば、食べカスなどをしっかり洗い流してくれるため口臭には繋がりません。
病気や疾患、生活習慣の乱れによる口臭
口臭の原因として病気や疾患などによる場合もあります。
歯周病や歯石、虫歯、ドライマウス、なども口臭の原因です。
また免疫力が低下したり、睡眠不足や食生活などの生活習慣の乱れ、腸内環境、便秘なども大きく影響してきます。
食べ物による口臭
ニンニクやニラなどのニオイの強い食べ物やコーヒー、他にもお酒やタバコは口臭の原因になります。
精神的なストレスによる口臭
精神的ストレスや不安が身体にかかると、自律神経やホルモンバランスが乱れ、内臓機能が低下し、体内の老廃物がどんどん溜まっていき、結果体臭の原因になります。
また無理なダイエットも口臭に繋がります。
4、ワキガ
ワキガはアポクリン腺から出る汗に含まれる脂質やタンパク質、アンモニアなどの成分が、皮膚表面に存在する常在菌と交わる事で臭いが発生する事です。
アポクリン腺から出る汗は、粘り気のあるベタベタした汗が特徴で、ツンと鼻につくような独特な臭いを発します。
また男性よりも女性の方が、ワキガになりやすいと言われています。それは女性の方がアポクリン腺や皮下脂肪が多く、またホルモンの活動が活発である事が原因です。
ワキガの原因
ワキガは遺伝がほとんどで、ワキガの原因であるアポクリン腺は生まれながらにして数が決まっています。
つまり親がワキガかどうかという事ですね。
ですので、生まれながらにしてアポクリン腺が少なかったりない方は、ワキガになる事はありません。
他にも、耳垢が湿っている人、肉食・高カロリーな食事を好む人、脇毛が濃い人などもワキガ体質である可能性が高いです。
ワキガ対策方法
○ 脇下を清潔に保つ。
○ デオドラント製品でしっかりケアをする。
○ 食生活の見直し。
○ ストレスを溜めない。
○ 脇毛を処理する。
○ タバコやお酒を控える。
○ 衣類の素材に気をつける。
ただワキガ重度になりますと、自分で治すのは難しいため専門医での治療をオススメします。
5、ミドル脂臭
ミドル脂臭とは乳酸(疲労物質)がブドウ球菌に分解され生じるジアセチルという成分が原因で、臭いを発します。
古い油や古いろうそく、汗と焦げが混ざった臭いなどと言われています。
また30代〜40代半ばにかけて多く、男性の方がなりやすいと言われています。
ちなみに一番臭う部位は後頭部と首です。
ミドル脂臭の原因
○脂質の多い欧米化した食事。
○睡眠不足や運動不足。
○不規則な生活。
○ストレスや疲労。
こういう生活を送っていると、疲労物質である乳酸がどんどん増え臭いが増すのです。
加齢臭と同時期くらいに発生するため、見極めが難しいとされていますが、加齢臭よりもミドル脂臭の方が強い臭いを発します。
ミドル脂臭の対策法
○ 抗酸化作用のある食品を摂取する。
抗酸化作用のある食品は、体内に溜まった脂質の酸化を抑えてくれる作用があります。
(緑黄色野菜、海藻類、キノコ類、果物など)
○ 疲労やストレスを溜めず、規則正しい生活を心がける。
○ お風呂でしっかり汗をかいて身体の中から毒素を出す。
6、加齢臭
加齢臭が発生するのは、40代を超えた中高年の男女です。
古い油のような臭いが特徴です。
加齢臭の原因
加齢臭の原因は40代を超えると発生しやすくなる”ノネナール”という物質です。
このノネナールは生活習慣の乱れや、欧米化した食生活、運動不足や喫煙、ストレスにより増加し、結果加齢臭に繋がります。
加齢臭の対策法
日頃から食生活に気をつけたり、運動をして健康的な生活を送るよう心がける事が大切です。
7、ダイエット臭
ダイエット臭とは誤ったダイエットを行った場合に生じる体臭で、甘酸っぱい独特な臭いを発します。
ダイエット臭は、自分で気付くよりも周りから言われる事が多いため注意が必要です。
そもそもダイエットとは、食事の摂取カロリーを減らしながら、運動で代謝をアップする事で成功したと言えます。
それがただただ”食べない”に偏っただけだと、体重は減るかもしれませんが身体にとっても不健康です。
ではなぜダイエット臭を発するかと言いますと、
ダイエット臭を発する原因
過度なダイエットをする事により栄養不足になり代謝が急激に低下するためだと言われています。
ダイエット臭の対策法
○不足している栄養をしっかり摂取する。
○代謝機能を低下させない。
代謝を良くするためには、適度な運動(有酸素運動が効果的)や規則正しい生活が必須です。
自分の体臭セルフチェック方法
自分の体臭はなかなか気付かないものですが、だからと言って他人に聞くのも気が引けますよね。
では自分でできる体臭チェック方法をご紹介します。
1、入浴後、衣類の臭いを嗅いでみる。
入浴後は自分自身が清潔な状態になっているため、臭いに対して敏感に分かるようになります。
ですので、入浴後に1日着終わった衣類の臭いを嗅いでみて臭うかどうかを判断してみましょう。
2、ビ二ール袋に着た下着や衣類を入れ臭いを確認してみる。
方法は簡単。1日中着ていた下着や衣類をビニール袋に入れ、しばらく経ってから臭いを確認するだけです。肌に直接触れていたものだと、臭いが分かりやすいです。
もし悪臭がすれば、体臭がキツイという事になります。
体臭予防・対策方法
体臭はご自身の対策次第でだいぶ改善されますので、是非ご参考にしてみて下さい。
1、食生活の改善
食生活と体臭は密接な関係にあります。
現代の日本人は昔に比べ、欧米化した肉食で高カロリーな食事が増えたため、体臭もキツくなっている傾向にあります。
脂っこい食べ物、タンパク質のとりすぎや、お酒、ニンニクなどのニオイの強い食べ物などは体臭を強くします。
脂質の多い食事を沢山摂取していると、内臓脂肪や皮下脂肪、血液中の脂質を増やす他、皮膚から分泌される皮脂も増え臭いが強くなるのです。
理想的な食事療法
和食中心を心がける。
肉類や高カロリーな欧米化した食事を避け、和食中心(穀類、野菜、魚中心の和食が理想的)の食生活を心がける。
抗酸化力の高い食品を食べる。
抗酸化物質の含まれる食品は、体内に溜まった脂質の酸化を抑えてくれる作用があります。
(緑黄色野菜、海藻類、キノコ類、果物など)
アルカリ性の食べ物を摂取する。
アルカリ性食品は体臭を抑える効果があります。
アルカリ性食品の例として、梅干し、大豆、緑黄色野菜、果物、キノコ類、ワカメやひじき、めかぶなどの海藻類などが挙げられます。
アルカリ性食品の反対に、酸性食品があり、酸性食品とは、肉や魚、卵、穀類、砂糖などの高タンパク高脂肪な食べ物の事を言います。
酸性食品は大切なエネルギー源ですが、体臭や健康のためにはアルカリ性食品をオススメします。
ビタミンB6を摂取する。
タンパク質は分解されると体臭の原因になる物質を作り出してしまいます。
ビタミンB6を摂取すると、タンパク質の代謝を促進させる働きがあるため、体臭を予防できます。
(納豆、レバー、マグロ、イワシ、さんま、カツオ、さわら、卵、ししゃも、バナナなど)
整腸作用のある食べ物を摂取する。
腸内環境が乱れると、体臭や口臭の原因になります。
腸内環境を整えるには、食物繊維や乳酸菌を多く含む食べ物が効果的です。
(ごぼう、納豆、プルーン、ヨーグルト、さつまいもなど)
適度な水分補給を心がける
体内の水分が不足すると、臭いの元である老廃物が体内から上手く体外に排出されなくなるので、体臭が強くなってしまいます。
摂りすぎは肝臓に負担がかかりむくみの原因になりますので、コップ一杯くらいの水をこまめに摂るのがベストです。
他にも緑茶は体臭を防ぐのに効果的です。
緑茶に含まれるカテキンは雑菌の繁殖を防ぎ、フラボノイドは消臭効果があります。
また緑茶は利尿作用もありますので、体の中の毒素を出してくれる働きがあります。
2、入浴で体を清潔にする
入浴で体を清潔にする事は、体臭予防にとって欠かせません。
なぜなら体臭とは、汗に皮脂や垢が混ざる事で雑菌が繁殖し臭いを発するため、臭いの原因である雑菌を繁殖させないためには、体を清潔に保つ事が必須なのです。
3、ストレスを溜めすぎないようにする
ストレスが溜まると、体の機能を司る”自律神経”が正常に働かなくなります。
そうなると、胃酸の分泌が狂い胃痛や胃炎、腸の他、体全体へ影響し、体臭や口臭のみならず、心身ともに悪影響を及ぼします。
だからと言って、ストレスを溜めずに生活しようとしても、なかなか難しいものです。
大切なのは、ストレスを上手く逃す方法を身につける事です。
1日の内で少しの時間でいいので、リラックスできる時間や好きな事をする時間を確保する事が大切です。
その他にもストレス解消に効果的なのは、適度な運動としっかり睡眠する事です。
体臭に効果的な石鹸
●雑菌作用がある(体臭の原因になる雑菌をしっかり除去してくれるもの。)
●保湿成分が含まれている(乾燥は体臭の大敵です。保湿成分を含んだものを選び、乾燥から肌を守りましょう。)
1、柿渋石鹸
体臭予防石鹸で有名です。
柿渋石鹸には、柿渋タンニンという成分が含まれています。
柿渋タンニンとは、何と緑茶の10倍、ワインの30倍のポリフェノールが含まれています。[br num=”1″]このポリフェノールは、臭いの元を除去するので、消臭効果抜群なのです。
2、緑茶石鹸
柿渋石鹸でも紹介させていただきましたが、緑茶にはカテキンやフラボノルドなどの、消臭効果抜群のポリフェノールが含まれています。
また消臭効果だけでなく、雑菌効果も抜群なので、体臭に悩む方に最適です。
3、薬用石鹸
薬用石鹸は高い殺菌効果と洗浄力を持っていますので、皮膚の常在菌の数を減らしてくれるため、体臭予防に効果的です。
4、ミョウバン石鹸
体に優しい消臭石鹸として人気の”ミョウバン石鹸”。
まずミョウバンとは、カリウムやアンモニウム、アルミニウムなどの金属が結晶化したもので、雑菌作用や消臭効果に優れています。
5、体臭予防用のボディソープ
普通のボディソープとは違い、体臭専用のものは、デオドラント効果の高い成分が配合されています。
商品にもよりますが、特徴として普通のボディソープよりも、消臭効果や保湿力、雑菌力が高く、低刺激のものが多いようです。
まとめ
いかがでしたか。
体臭といっても、口臭や足の臭い、汗臭さやワキガなど種類は様々です。
ただすべての体臭に共通して言えるのが、体臭は食生活の偏りやストレスの溜めすぎ、睡眠不足、運動不足などの日常生活の乱れが大きな原因になっているという事です。
日々の生活を改める事が脱体臭の近道になりますので、生活環境を変える事から始めてみませんか?