ストレスは万病の元

ストレス社会の現代、ワキガに限らずストレスは全ての病気の原因になっていると言われています。人間社会で生きていくには避けて通れないストレス問題ですが、昔に比べ年々深刻な問題になってきているように感じます。

近年、ストレスが原因で心の病気にかかる方も増えています。また生死に関わるガンなどもストレスが大きく関係していると言われています。

話はワキガとストレスの関係に戻りますが、ワキガとストレスは一見関係していないように思えますが、ストレスが溜まるとワキガが悪化するのは科学的にも証明されています。つまりストレスは万病の元と言えるのです。

ストレスの原因で多いのはやっぱり人間関係

人の心と身体は密接な関係です。つまり心の乱れは身体の乱れになるし、逆に身体の乱れは心の乱れに繋がります。

人それぞれストレスの対象は違ってきますが、一番メジャーなストレスの原因ってやっぱり人間関係ではないでしょうか。 日々の生活の中、または今までの人生の中の人間関係で、どうしようもなく関わりたくない苦手な人って誰しも一人はいると思います。例えばその嫌な人と毎日顔を合わさなければならないとしたら、相当のストレスになりますよね。でも現実、学校や仕事でどうしても顔を合わさなければならない状況はよくある話です。

最近私自身思うのですが、もしすごく苦手な人と日々接さないといけない状態であった場合、ストレスが溜まるのは目に見えています。でももし自分がその人と関わる事によって溜まったストレスが蓄積されていって、結果病気になってしまったらと考えたら、何て馬鹿らしいんだろうと思いませんか?

もちろん、その方のせいで病気になったなんて言い切れないし、対人ストレスで病気になったという証明なんてできないですが、ストレスによる病気発症の可能性は0ではないと思います。

またストレスは頭ではよくない事と分かっていても、ストレスを溜めずに日々過ごす事はなかなか難しいことだと思います。一番大切なのは、溜まってしまったストレスを上手く発散させる技を身につける事だと思います。大人になるにつれ、娯楽も増えていきます。人それぞれリラックス方法は変わってきますが、自分にとって落ち着くシチュエーションやリラックスタイムを知る事が、ストレス軽減の一番の近道のような気がします。

なぜストレスが溜まるとワキガが悪化するのか?

話はストレスとワキガの関係に戻りますが、なぜストレスとワキガが密接な関係にあるのかを説明したいと思います。まずストレスを感じている時、人間の身体はずっと緊張状態になっています。様々なストレス感情、不安や焦り、恐怖や緊張などが身体中を張り巡らせます。できれば避けたい感情ですよね。適度の緊張は良いとされていますが、やはりずっとその状態が続くと身体や心への負担が大きくなります。

ワキガと関係深い自律神経について

そういった緊張状態である時、人間の身体の中で何が起こるのかと言いますと、まずストレスにより自律神経が刺激されます。自律神経とは、身体の循環器や消化器、呼吸器などの活動を調整するため24時間働き続けている神経の事を言います。

さらに細かく分けると、昼などの身体を動かしている時に活発に働く交感神経と、身体がリラックスしている夜などに活発に働く副交感神経の2つがあります。

生活習慣の乱れやストレスによってこの自律神経の働きが乱れると、例えば昼間なのに眠たくて活動できない、や夜寝たいのに目が冴えて眠れない、などの身体の不調が生じてきます。つまりこの2つの神経が交互にしっかり正しく働く事で身体が万全の状態になるのです。

逆に、この2つの神経がストレスにより乱れるという事は身体の中が乱れるという事。そして身体に不調が生じるとワキガが発症し、結果ワキガ臭を放ってしまうという事なのです。

ワキガと関係深いホルモンバランス

また自律神経が乱れるとホルモンバランスも乱れます。自律神経とホルモンバランスは関係性が深いため、どちらかが乱れると同じように両方が乱れてしまします。ホルモンバランスが崩れるとよくない、など特に女性は聞くと思いますが、そもそも”ホルモン”って一体なんなのでしょう?

一言で言うとホルモンとは、身体の中で作られる物質で、主な働きは体内の働きを調整しコントロールする役割があります。ホルモン物質は血液で運ばれて、臓器に働きかけ身体を正常に保つよう働きかけます。ちなみにホルモンは無色透明で、体外に取り出して純化すると白い粉になるそうです。

また男性ホルモンや女性ホルモンなどよく耳にしますが、男性、女性によってもホルモンの作られる場所や働きは変わってきます。

<男性ホルモンとは>

男性特有の筋肉質な体つきや男らしい思考回路になるよう働きかけるホルモンの事を言います。メジャーな男性ホルモンは、テストステロン、デヒドロエピアンドロステロン、アンドロステネジオンの3種類で、全てを総称して”アンドロゲン”と呼びます。

作られる場所:睾丸(精巣。95%がここで作られる)と副腎(肝臓付近にある器官で残り5%はここで作られる)
主な働き:筋肉質な身体作り。骨格の成長。体毛の発育。性欲の促進作用。皮脂分泌を増加させる。角質を厚くする。

<女性ホルモンとは>

女性特有の柔らかな体つきや体のリズムを作るホルモンの事を言います。エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)の2種類があります。エストロゲンとは卵巣から分泌され、月経をもたらしたり、女性らしい丸みをおびた体つきを作る他、美肌や美髪など女性を美しくする作用があります。また妊娠しやすく導いてくれるのもこのエストロゲンのおかげなのです。プロゲステロンとは、月経や妊娠や出産などに必要なホルモンで、妊娠から出産まで分泌し続けます。

作られる場所:卵巣
主な働き:柔らかい丸みをおびた身体を作る。生理や妊娠をコントロールする。自律神経を安定させる。

ちなみに男性ホルモンと言っても、男性にだけ備わっているわけではなく、女性の体内にも男性ホルモンは存在します。ただ量で言うと、男性の10分の1程度だと言われています。女性よりも男性の方が男性ホルモンが多く皮脂分泌が旺盛なため、男性の方がニキビができやすく悪化しやすいでのです。

自律神経とホルモンバランス、ワキガの関係性について

自律神経やホルモンバランスとワキガの関係性も深く密接しています。そして自律神経やホルモンバランスが崩れるとワキガが発症しやすくなります。

なぜなら、ストレスにより自律神経やホルモンバランスが崩れるとワキガの原因であるアポクリン腺が刺激されるからです。そして結果としてあの嫌なワキガ臭を放ってしまうのです。要は、身体の中で何か一つでも乱れを起こすと、全てに影響してしまうのですね。

ただアポクリン腺の量は生まれながらにして決まっているので、ストレスが溜まったからと言ってアポクリン腺の量が増えるわけではありません。元々あったアポクリン腺がストレスによって活発化し、ワキガを呼び覚ます結果になってしまうという事です。

ストレスワキガの汗ってどんなの?

ストレスが原因で大量の汗をかくということは、暑さや辛い食べ物、スポーツなどでかく体温調節を目的とした汗とは全く違ってきます。体温調節による汗は、エクリン腺から発する汗なので無臭でサラサラした汗なのに対し、ストレスが原因でかく汗はアポクリン腺から汗を放出するのであの独特なワキガ臭を放ちます。

アポクリン腺とは何度も書かせていただきましたが、人間の身体の2大汗腺の一つでワキガの原因となる汗腺です。汗腺とは汗をかく器官の事を言いますが、アポクリン腺からかく汗自体は無臭です。

ではなぜあのワキガ臭を発するのか。

ストレスによる汗は質が悪く、皮脂を多く含みます。つまり脂汗という事です。脂汗は名称のイメージ通り、ベタベタしています。そしてこのストレスによってかいた汗に含まれる皮脂が皮膚に住む常在菌と混ざり合うと、あのワキガ臭を放つのです。つまり脂汗(汗と皮脂)と常在菌とが融合すると”臭う”と言う事です。

またストレス度が上がり汗の量が増えると、皮脂が多くなるので結果ワキガ臭が強くなります。ですからストレスの溜め過ぎには注意が必要です。

多汗症とストレスワキガの深刻性

多汗症とワキガは別物です。多汗症だからと言って、ワキガであるとは限りません。ただ問題なのは多汗症でありワキガであるという事です。まず多汗症について簡単に説明すると、多汗症は、暑くもなく、運動したわけでもないのに大量の汗をかく現象の事をいいます。そして多汗症はエクリン腺から汗を放出するので無臭です。

また多汗症の主な原因は不明ですが、精神的なストレスによるものだとも言われています。他にもホルモンバランスの乱れや、生活習慣の乱れ、遺伝、代謝異常などの疾患を患っているなど、様々な原因があるとされています。

それに対し、ワキガはワキガの原因であるアポクリン腺から汗を放出するので独特な臭いを放ちます。多汗症とワキガは説明した通り、汗を放出する場所が異なるのです。

ここで多汗症とストレスワキガの深刻性についてです。ストレスがかかった状態で汗をかくと、ワキガの原因であるアポクリン腺から汗を放出するのでベタベタの脂汗が出ます。そしてアポクリン腺から出るベタベタ汗と、多汗症によるエクリン腺から出る大量の汗とが混ざり合うと、強烈なワキガ臭を放つ結果に繋がってしまうのです。

またストレスによるワキガは多汗症を併発しやすいとも言われています。なぜなら人間はストレスを感じると、男性ホルモンであるアドレナリンを放出します。男性ホルモンは汗をかきやすい性質がありますので、慢性化すれば多汗症になる恐れがあるという事です。ストレスはいかに良くないという事が分かりますよね。

ストレスワキガを克服するには

ストレスを減らす

ストレスを上手く発散させる事です。これができたら世の中こっちのものと言っても過言ではないかもしれません。それが簡単にできないから人はもがき苦しむのです。

でも100のストレスを0にするのは難しいですが、半分の50にでも減らす事ができたらだいぶ身体や心への負担は変わってくると思います。またストレス発散は人それぞれ全く違います。スポーツ、買い物やお出かけ、映画やTVを見るでもいいし、人に話してすっきりするでもいいです。重要なのは何が自分にとってリラックスできるかだという事を知る事です。まず模索してみる事から始めてみませんか。

睡眠をしっかりとる

日本人の平均睡眠時間は、年々減っていると言われています。それは日本人は勤労で忙しい日々を送る中で、どんどん睡眠時間が削られていっている現状らしいのです。

だた睡眠不足によるストレスは、精神病や鬱、最悪な状態になると命に関わる病気までも引き起こす原因になってしまいます。日本で増え続ける自殺者も、睡眠時間の現象が関係していると言われているほどです。それだけ寝ていないという事は、精神に膨大な影響を及ぼすという事なのですね。

確かに睡眠不足が続くと、気にしなくていい事まで気になったり、相手の嫌なところに目がいったり、ちょっとした事でイライラしたりといい事がありませんよね。また嫌な事は連鎖するので、まさに悪循環です。1時間でも2時間でも多く睡眠をとる事が、日々の生活をより有意義に過ごせるポイントなのです。

ワキガを気にしすぎない

コンプレックスは気にするな、と言っても気にしてしまうものです。ただワキガを気にするあまり、それが心配や不安になり強いストレスを引き起こしワキガ臭を強める結果に陥る事になったら悪循環ですよね。デオドラント製品でニオイ対策をするもよし、またはお金はかかりますがワキガ手術をするのも手だと思います。ワキガ対策をする事によってワキガを少しでも気にしなくなるなら、やれる事はやってみても良いかもしれません。

まとめ

ストレスとワキガは密接な関係だという事をお分かりいただけたのではないでしょうか。何度も申し上げた通り、ストレスはワキガだけではなく様々な病の原因になります。ストレス軽減がワキガのみならず、私達の身体にとってプラスに働く事を十分に意識する事が大切です。まずは自分の好きな事、楽しいと思える事を探して少しでもストレスを減らし、ワキガを克服できたらいいですね。